イングリッシュ・8のルール

#1 どんなゲーム?

エイトボールとの違いの1つとしてイエローボール、レッドボール(もしくはブルーボール)が自分のグループボールとして使います。ブレイクショット後、自分のカラーボールをすべてポケットし最後にブラックの8ボールをポケット出来れば勝ちになります。


#2 ゲームの基本ルール

○使用するボール・・・イエローボール 7個、レッドorブルーボール 7個、ブラック8ボール 1個、キューボール 1個
○ラックの組み方・・・公式ラック(8ボール以外は適当に分けられていれば良い。)
○ゲームの目的・・・相手より先に8ボールを落とす。
○基本ルールのポイント・・・ブレイクショット後、自分のグループボールをシュートして行きます。

すべてのグループボールをポケットにシュートした後、8ボールをポケットします。
また、グループボール決定後はプレーの権利を持っているプレイヤーはショットの際、最初に必ず自分のグループボールにキューボールをヒットさせなければなりません


#3 ゲームの流れと勝負

STEP1 対戦形式と順番を決める

コインテーブルでの対戦では1セットマッチの勝ち残り戦で行われる場合が多い、先攻後攻はジャンケン、コイントスにて決定。

STEP2 ブレイクショットからゲーム終了まで

先行プレイヤーがブレイクショットでファウルすることなく、
イエローかレッド(もしくはブルー)がポケットされた場合、
そのままプレーを続行し、何もポケット出来なかった場合とファウルを犯した
場合はターンを交代します。

この時点でテーブル上はまだどちらのプレイヤーのグループボールも決定していない「オープンテーブル」の状態です。ブレイクショットでポケットしたカラーを選択した場合はそのカラーがグループボールになり、ポケットしたカラーでない場合は次のショットでポケット出来ればそのカラーがグループボール、ミスした場合は次のプレイヤーが「オープンテーブル」でプレー再開となります。コールショットは最後の8ボールのみ必要。ノークッションファールなし。自分のグループボールが決まったら、ドンドン自分のカラーをポケットして8ボールを相手より先にポケットしよう!


#4 楽しく遊ぶ為のルールのポイント

FOUL1 ファウルの種類

ポケットビリヤード共通のファウルの他、E8ではショットされたキューボールが最初に自分のグループボールに当たらなかったり、当ててもその後キューボールがポケットされるとファウルとなります。
ファウルした後がE8はエイトボールとかなり違います。まずは、ファウルをもらった後の1ショットだけ「オープンテーブル」状態になりますので、相手のグループボールに当ててもファウルになりません。もちろんポケットしてもOKです。そして、「2ショット」(ツーショット)、「2Visit」(ツーヴィジット)ルールといって2回ミスするまで、自分のターンを続ける事が出来るようになり、非常に有利にゲームを進めることが出来るので、相手から上手くファウルをとるのもE8の大切な戦略と言えます。

FOUL2 ファウルした場合

イングリッシュ・エイトボールでは、必ずしもファウルの後ボールインハンド(フリーボールと同)にはなりません。スクラッチ以外ではキューボールが止まった所からのプレー再開となります。

FOUL3 ファウル後のボールの処理

オリジナルルール1:ブレイクショット時の8ボールの処理

・8ボールをポケットした→リラックしてブレイクしたプレイヤーがブレイクで再開
(コインテーブルの場合はエースで勝ちとなる)
・8ボールが場外に飛び出した→フットスポットに8ボールを戻して、相手プレイヤーがインハンド&2ショットでプレイ再開。スクラッチと同時に8ボールがポケットされたor場外に飛び出した→リラックして相手のブレイクでプレー再開(コインテーブルの場合は負け)

オリジナルルール2:オープンとグループボール

図参照

オリジナルルール3:8ボールの特別ルール

ゲームボールとして一番重要な8ボールについては、その扱いに特別なルールが定められています。以下の場合そのラックは負けとなります。

(1)ブレイク時を除き、8ボールをポケットした時にファウルした場合
(2)コールした以外のポケットに8ボールをポケットした場合
(3)テーブルがオープンの時に8ボールをポケットした場合
(4)自分のグループボールをすべてポケットする前に8ボールをポケットした場合
(5)自分の最後のグループボールと8ボールをダブルインした場合
(6)自分のグループボールを全てポケットした後にファウルした場合

オリジナルルール4:タッチングボールについて

キューボールが自分のグループボールにタッチしている場合はキューボールは既にグループボールに当たっているという判断で、もしグループボールにキューボールが当たって動いた場合はファウルになります。タッチングボールになった場合はエイトボールのルールとことなりますので、注意が必要です。

その他のルール

E8はプレーするプレイヤーのレベルによってルールを変える場合が多数あります。
○ 2ショットルールの有無
○ ノークッションルールの有無
○ 8ボールのみファウルの後でもワンショット
○ ブレイクショット時のファウルはボークエリア内からワンショット
○ ラストボール・ラストポケット(最後のグループボールを入れたポケットに8ボールを入れなければならない。)
など、公式ルールの他にも色々なルールがあります。